あれから5年
地震で崩れてしまった阿蘇神社

2016年4月
階段から落ちて
かかとの骨を折り、入院
次の日、かかとにボルトを入れる手術をして、
入院中のベッドの中
麻酔がきれたころ
父が危篤という連絡が届きました
車椅子で駆けつけて
なんとか間に合ったけど
話すことはできず
おわかれをした

父が亡くなった1週間後

大きな地震と停電と
携帯の緊急アラームが病室に響いて
病院の廊下もドタバタ
熊本地震でした

父が大好きだった阿蘇
その年の年始も一緒に
お参りした阿蘇神社

あれからもう5年
なかなか阿蘇神社まで足を運べず
やっと
昨日お参りにいってきました

いつものように駐車場に車を停めて
前を見たら、大きな楼門
二度見してしまった。。

5年前に最後に父と来た思い出が
蘇って涙が溢れて止まらない

仮の建物のなかで
宮大工さんたちが、
楼門を造られていて
裏の拝殿も
新しく生まれ変わろうとしていました。

あれから、5年
阿蘇の崩れてしまった道も
新しい復興道路ができているけど、
まだまだそのままの場所もたくさんで、
写真に納める気持ちにはなれず

そんななか、
雄大な外輪山のなかには
海外のような施設もできていて
自然のなかで生かされてること
この山が息をしているように
地球が生きていること

自然の偉大さの中で
人間のちからの
無力さを

ゆだねることのあいを

ふかーく感じた阿蘇でした

5年は、短いのか長いのか
分からないけど

あの日、父ののこりのいのちを
いただいたにもかかわらず

わたしは、何もできていないのは
たしかだ

 

 

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